2009年07月21日

焼酎の甘口と辛口

お酒の甘さや辛さは、昭和40年代までは水とアルコールの比重で表示されていました。
アルコール分が多くて糖分の少ないお酒は、アルコールの比重が水より軽くなります。
逆にアルコール分が少なくて糖分の多いお酒は、アルコールの比重が水より重くなります。
当時は比重の軽いお酒は辛口、比重の重いお酒は甘口とされていました。
水1に対してアルコール度数25%の本格焼酎のアルコールの比重は0.97と軽いので、本格焼酎は辛口のお酒と言われていました。

昭和50年代に入ると、同じ比重のお酒でも酸度の量で辛かったり甘かったりする事が判明されました。
酸度が多いと辛く少ないと甘いので、酸度の比重のバランスによってお酒の甘さや辛さが比較されるようになりました。
これによって、アルコール度数が同じ本格焼酎にも甘口と辛口ができました。
頬 毛穴 毛穴 小さく
本格焼酎を主原料別に比べてみると、さつまいもの甘い香りを持ついも焼酎やカラメルの香り豊かな黒糖焼酎は、その甘い香りが嗅覚と味覚に反応して飲む人に甘さを感じさせます。
お酒の甘さ辛さには、アルコールそのものも甘さや辛さも関係しています。
一般にアルコール濃度の濃いお酒は甘く感じるものが多いようです。
その一方で精製しすぎた本格焼酎を飲んでしまうと、アルコール自体の持つ香りがお腹から沸き上がり焼酎が辛く感じます。
使う麹の違いも甘さや辛さに関係します。
黒麹を使った焼酎は、野性味のある辛口のお酒に仕上がります。
白麹を使った焼酎は、口当たりのソフトな甘口のお酒に仕上がります。



Posted by fxdrop1 at 03:29